横浜国立大学 大学院工学研究院
理工学府 化学・生命系理工学専攻
分子集合化学研究室
Molecular Organization Chemistry Laboratory,
Department of Chemistry and Life Science,
Graduate School of Engineering Science,
Yokohama National University
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柔軟性と秩序性を兼ね備えた分子性常磁性体。この材料は水中でも構造の秩序を保ちながら、分子間相互作用に基づく特異な磁気特性を示します。さらに温度変化に応じて水中での構造が大きく変化する動的な性質も発見しました。水中で分子が秩序正しく並んだ常磁性体が、このような動的構造変化を示すのは初めての例です。
核酸やペプチドなどの生体系材料の中心的材料であるオリゴマーを物性化学へ。構成単位の数・並び方の組み合わせでつくる配列によって、分子上で電子が動ける範囲を拡張したり、分子間での力や立体環境の調節によって電子構造を制御したりすることで、6桁にわたって電気伝導性を向上させました。同系発の金属状態の実現も実現しました。
ドナーとアクセプターの示すフロンティア軌道のエネルギーとその対称性を一致させるという独自の戦略により、両者があたかも融合したかのような電子構造を実現。単結晶性1次元錯体のなかで過去最高の伝導度を達成。塗布性や組み合わせによる設計性、構造転移も魅力です。
X字型の分子が交差しながら接近して集積するという新しい設計を開発。X字の4本の足による溶解性と効果的な分子間相互作用の獲得を両立しました。さらに大気下での安定性、結晶性、高次元性も示すいい塩梅のアンバイポーラ分子性半導体材料を開発しました。